オフショア開発の拠点として代表的な6ヶ国を紹介

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オフショア開発拠点となっている国をいくつご存知でしょうか。

よく名前を聞く中国やベトナムだけではありません。

東南アジアを中心とし、様々な国が拠点として活用されています。

 

本記事では、オフショア開発の拠点国となっている国を取り上げており、それぞれの特徴もまとめております。

 

自社に合った国が存在するはずなので、状況と照らし合わせ最適な国を見つけてください。

ベトナムにオフショア開発拠点を設立して10年が経つ弊社の見解なども含めてご紹介いたします。

 

ぜひ、お読みいただきオフショア開発の拠点国の選定にご活用ください。

 

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1.オフショア開発の拠点となる6カ国

 オフショア開発の拠点となる国について解説していきます。

 下記の6カ国について順にみていきましょう。

国名

特徴

ベトナム ベトナムの国旗

技術や費用、環境など高水準であり、オフショア開発では真っ先に名前が出るほど人気が高い国です。

また親日国でもあり、多くの日系企業が進出しております。

フィリピン フィリピンの国旗 

時差が1時間であり、どの国よりもリアルタイムにやり取りすることができます。

また、英語も扱うことができ、英語製品への対応も可能です。

インド インドの国旗

高い技術力を誇るのがインドです。

世界的な有名企業のCEOにインド人が就任するなど、世界からも認められております。

バングラデシュ バングラデシュの国旗

親日国であり、日本人に対し友好的である。

ITへ国レベルで力を入れているため、これからの成長度合いが高く、注目されている国の1つです。

ミャンマー ミャンマーの国旗  

オフショアの主要な国の中で最安値です。

国の情勢など、不安要素はあるもの、今後の成長を期待できる国の1つです。

中国 中国の国旗     

古くからオフショアの拠点として広く知れ渡っており、世界3位のエンジニア数を誇ります。

そのリソース確保力はとても優れています。

 

 1-1 ベトナム

 

2022年のオフショア開発で人気のある国のグラフ

(参照:オフショア開発.com オフショア開発白書(2023年版)

 

まずはベトナムからご紹介していきます。

上記のグラフはオフショア開発の検討先としての割合を示しております。

ご覧いただいた通りベトナムは全体の50%近くを占めており、他国と比較しても人気の度合いが分かります。残り、フィリピン > インド > バングラデシュ > 中国 > ミャンマー > ウクライナと続きます。

 

では、ベトナムが最も選ばれる理由については下記の7つの魅力があるためと考えています。

 

  • 国策として目指しているIT人材大国の魅力
  • 最大で約1/2コストを抑えられる経済的な魅力
  • ネットワークも安定しているインフラ環境の魅力(20242月時点)
  • リアルタイムにやり取りできる時差の魅力
  • 危険度レベル0、治安の魅力(20242月時点)
  • 日本人と似ている部分がある国民性の魅力
  • 日本文化が大好き!親日の魅力

 

時差などの物理的な条件をはじめ、費用面や技術力などトータル的にみても高い水準です。

また、日本の開発会社がベトナムに拠点やグループ会社を設置し、依頼者としては選択できる会社が増加したことも影響しています。

それぞれの会社によってAIが強いや日本人ブリッジSEが在籍しているなどの特徴を持ち、依頼する案件に合わせて最適な会社が見つけられることもメリットになっています。

 

下記はベトナムのオフショア開発をより深掘りした記事となります。

併せてご参照ください。

「なぜベトナム?オフショア開発でベトナムを選ぶべき理由」

オフショア開発でベトナムがひとり勝ちしている理由とおススメ会社5選

 

 

 

 1-2 フィリピン

 フィリピンは観光などでも訪れる日本人が多いですが、 オフショア開発の依頼先国としても人気が高い国です。

 

 また、下記の3つのメリットがあります。

  • 時差の影響が少ない
  • コストカットが期待できる
  • 英語が堪能な人材が多い

 

 特に英語が公用語とされており、英語製品への対応など日本人では苦慮する部分を難なく対応してくれることなど従来の安いからオフショアではなく、対応できないからオフショアへ進んでいる国です。

 また、時差も1時間とオフショア依頼先国として最も短い時差です。

下記はフィリピンのオフショア開発をより深掘りした記事となります。

併せてご参照ください。

人気上昇中!オフショア開発でフィリピンが選ばれる3つの理由

 

 

 

 1-3 インド

 インドと言えばカレーを思い浮かべる人も多いかと思いますが、 オフショア開発の依頼先として3位にランクインするほど人気のある国です。

 特徴としては、

  • 世界的に認められているインドの技術力がある
  • 若い人材が多く将来性がある

 この2つがあげられます。

 特に技術力は高く、エンジニア数が世界で2番目であることだけでなく、 世界的な企業の責任者を努めているなど、世界に認められています。

 

<世界の実績>

Google、IBMMicrosoftAdobeといった名だたるアメリカ企業のCEOはインド系の人が占めています。

Google親会社Alphabet 最高経営責任者:サンダー・ピチャイ氏

IBM CEO:アービンド・クリシュナ氏

Microsoft CEO兼会長:サティア・ナデラ氏

Adobe 会長/社長兼CEO:シャンタヌ・ナラヤン氏(インド生まれ・アメリカ国籍)

 

下記はインドのオフショア開発をより深掘りした記事となります。

併せてご参照ください。

インドのオフショア開発の特徴|世界的に認められている技術力

 1-4 バングラデシュ

 日本国旗を参考に国旗を作るなど新日国であるバングラデシュは、次の人気国として成長中の国です。

 注目され始めているその背景には下記の4点があります。

 

  • コストダウンが期待できる
  • 親日国であるため、友好的である
  • 教育が充実しており、能力が高い
  • ITへの国からの施策が充実している

特に宮崎県との交流が盛んに行われるなど、友好国として密に連携をとっております。

宮崎大学が日本語教育の一環で教員をバングラデシュの大学へ派遣していたり、宮崎市では、「宮崎バングラデシュ・モデル」として産学官連携を実施しており、

宮崎市内および日本国内のIT企業がバングラデシュ人材を採用しやすくなる環境を作っております。

その関係性から、オフショア開発を依頼しても大きな問題が発生しにくいのではないでしょうか。

 

下記はバングラデシュのオフショア開発をより深掘りした記事となります。

併せてご参照ください。

急成長中のバングラデシュがオフショア開発先に選ばれる4つの理由

 

 1-5 ミャンマー

 クーデターやテロなど社会情勢の不安要素はあるものの オフショア開発の依頼先国としてミャンマーも選ばれております。

 メリットとしては3点あげられます。

  • ミャンマーがオフショア主要国で最安値
  • ミャンマーのエンジニアは優秀
  • 性格が日本人に似ている

 特に最安値であることがミャンマーの最大の特徴です。

 オフショア主要国における費用感は以下の通りです。

 

※各国で販売されている売価を元に調査。オフショア開発白書2023年度版調べ。

人月単価(万円)

プログラマー

シニアエンジニア

ブリッジSE

PM

ベトナム

40.22

49.13

57.57

57.94

フィリピン

35.83

53.33

81.25

65.83

インド

50.83

68.75

94.29

111.43

バングラディッシュ

44.13

46.13

90.96

58.63

中国

50.51

61.79

79.29

85.77

ミャンマー

27.47

54.16

68.33

62.81

※ プログラマー:コーディングや簡単なシステム開発を担当

※ シニアエンジニア:システム設計や開発を担当

※ ブリッジSE:ビジネスサイドとエンジニアサイドを繋ぐ役割を担うエンジニア

※ PM(プロジェクトマネージャー):プロジェクトにおける計画と実行の責任者

(参照:オフショア開発白書2023年度版

プログラマーで見るとミャンマーが最安値であることが分かります。

プロジェクトの規模によって異なりますので、プログラマーは1人で対応できるような案件であればミャンマーを選択するメリットは薄まるかもしれません

 

なぜ最安値でできるのか…

単純に周囲の諸外国と比較して人件費が低賃金だからです。

工科系大卒者のエリート層でも平均30,000円の月給です。東南アジア地区最後の経済未開拓エリアとも言われています。

 

下記はミャンマーのオフショア開発をより深掘りした記事となります。

併せてご参照ください。

オフショア開発においてミャンマーが安価である理由と特徴

 

 

 1-6 中国

 オフショア開発で一時代を築いた中国ですが、ベトナムなど東南アジアに人気の座を奪われてしまいました。

カントリーリスクなどのデメリットも存在しますが、中国でのオフショア開発は、これまでの日本との豊富な実績など、ポテンシャルは高い国の1つです。

 そんな中国のメリットとしては下記の5点があげられます。 

  • 膨大なエンジニア数
  • 高度な技術レベル
  • 豊富な開発実績
  • リアルタイムで対応可能
  • コミュニケーション能力が高い

 

特筆すべきはインドに次いで膨大なエンジニア数であるため、リソース確保は他国と比較して容易です。

下記のグラフから、日本の倍以上のエンジン数となっています。

もちろん14億人以上の人口が後押ししているとはいえ、4位以下の国と比較すると抜きんでているといえます。

このエンジニア数が中国のリソース確保をスピーディーにさせることが可能になっています。

 

国別ITエンジニア数上位20カ国のグラフ

引用:ヒューマンソリシア株式会社

 

下記は中国のオフショア開発をより深掘りした記事となります。

併せてご参照ください。

 

中国のオフショア開発の特徴|推薦する5つの理由とデメリットを解説

 

 

 

 

 


2.オフショア開発の状況別おすすめ国

 次に各国の特徴を踏まえて、状況別におすすめできる国について解説していきます。

 下記は各国のポテンシャルについて、価格・コミュニケーション・時差・技術力・環境に分け評価を行いグラフ化しました。

 黒色で示された平均値より外側になっているほど他国と比較して、優れているポイントです。

 

オフショア開発国のポテンシャルグラフ

 

 

価格・・・外側にいくほどほど安い

コミュニケーション・・・外側にいくほど取りやすい(英語や日本語話者が多い)

時差・・・外側にいくほど少ない

技術力・・・外側にいくほど高い

環境・・・外側にいくほど社会情勢やインフラ環境が整っている

例えば、価格を最優先にしたい方はミャンマーを選択することをおすすめします。

 どの国よりも価格の点においては優れており、最もコストを抑えたオフショア開発が可能です。

 

 前述の国の特徴及びグラフを踏まえて、状況別におすすめできる国について解説していきます。

 

 2-1 失敗をしたくない方はベトナム

 人気でも1位となっているベトナムはポテンシャルや実績などを踏まえて、最も安心して依頼できる国の1つです。

 選択できる依頼先企業も多く、自社に合った最適な企業に出会える可能性も高く、最優先で検討すべき国です。

 特に初めてのオフショアであれば、日本人ブリッジSEが在籍している企業でベトナムでのオフショアを選択することをおすすめします。

 

 2-2 極力時差を感じたくない方はフィリピン

 時差が1時間とほぼリアルタイムでのやり取りができるのがフィリピンです。

 開発には時として緊急時の対応などが発生することがあるかと思いますが、時差がほぼないことは日本との稼働時間も同時刻にでき、 素早く対応することが可能です。

 問い合わせなどもオンタイムでやり取りができることから、開発全体のスピード感を落とすことなく進めることができます。

 

 2-3 技術力を優先する方はインド

 インドは技術力が最も高い国1つとなっています。

 もちろん個人差があるため、全てのインド人エンジニアが高いということではありませんが、世界的な大企業のCEO就任など、世界から認められている国です。

 また、エンジニア数も多くいることから、様々な技術を持つエンジニアがおり、ほとんどの開発は対応可能です。

 技術力を特に重視する方はインドを検討してみましょう。

 

 2-4 友好的な国を優先する方はバングラデシュ

 親日国であるバングラデシュはODAで建設や農業などの支援や宮崎県と親交を深めているなど、日本と深いつながりがあります。

 現地では日本人というだけで歓迎してくれる程、国民感情としても親日が根付いています。

 そのため、開発を依頼しても、文化的な衝突なども比較的少なく、 スムーズに開発を進めることができます。

 2-5 安さを求める方はミャンマー

 安さを求める方はまずはミャンマーを検討してみましょう。

 前述の図でも解説した通り、他国と比較しても安いオフショアが実現できます。

 一昔前は費用を抑えるためにオフショアを活用していたこともありますが、現状では需要の高まりなどにより費用も上がってきております。

 実際に日本と金額が変わらないなんてことも中にはあるくらいです。

 そんな中、安さを売りにできるのがミャンマーです。

 2-6 素早くリソース確保をするなら中国

 世界のトップ3に入るほどのエンジニア数を誇る中国は素早いリソース確保が可能です。

 納期まで全く時間がなく、素早くリソース確保しないといけない場合などは中国を検討してみましょう。

 ただ、時間がないからといって比較検討をしないことはあまりおすすめできません。

 国としては2つ、企業4社程度は比較として検討しましょう。

 

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3.オフショア開発のシェア1位のベトナムを拠点国としている 
 株式会社インタラクティブ・コミュニケーション・デザイン

 

日本で培ってきた約24年間の開発ノウハウを活かしながらベトナムを活用したオフショア開発を展開しております。

特徴としては、ベトナム現地に日本人が複数名在籍しており、ブリッジSEとして必ず窓口に立つような体制を整えています。

そのため、日本語でのコミュニケーションはもちろんのこと、日本人ならではの感覚も伝わります。

エンジニアとしての知識と経験も豊富であることから、ただディレクションするだけでなく、厳しく納品物の確認を行い高い品質を維持しています。

このような体制により、東建コーポレーション株式会社様や株式会社カインズ様をはじめとした大手企業様から信頼をいただき、プロダクト開発など実績が豊富にあることも強みです。

 

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開発実績 https://offshore.icd.co.jp/works

 

会社名

株式会社インタラクティブ・コミュニケーション・デザイン

設立

2000年11

従業員数

200名(国内+ベトナム)

本社所在地(国内)

東京都港区赤坂1丁目1232号 アークヒルズ アーク森ビル 17

事業内容

・ソリューション事業

・サービス事業

URL

https://offshore.icd.co.jp/


オフショア開発の国のまとめ

オフショア開発の国について解説してきました。

ベトナムや中国だけでなく、東南アジアを中心に様々な国がオフショア開発の拠点となっています。

これからオフショア開発を依頼するという方は自社の状況を踏まえて、最適な国を選択できるよう、本記事をぜひ参考にしてください。

ベトナムを検討している方はぜひ下記よりご連絡ください。

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ベトナムのエンジニアマーケットから人員調達ができるため、お客様が必要とする人員数を当社のみで提供できる強みがあります。

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プログラマー、システムエンジニアを経て2001年にサイバーエイド株式会社を設立。
2008年に株式会社インタラクティブ・コミュニケーション・デザインにジョイン後は、2014年にベトナム・ホーチミンでオフショア開発拠点を立ち上げ、2017年に現地法人ICD Vietnam Limited Liability Companyを創業し現在に至る。
創業以降は東京のみならず、各国内地方拠点(札幌、名古屋、大阪)においても積極的にオフショア開発を推進し、国内のITエンジニア不足の解消を目指す。
ICDベトナムがエンジニア不足を解決します!
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