オフショア開発の費用を抑えたいならカンボジア

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オフショア開発の費用を少しでも抑えたいとお考えの方、どの国よりも安価であるカンボジアでのオフショア開発を検討してみませんか。

カンボジアは世界遺産の「アンコールワット」などを擁し観光地としても人気のある一方、オフショア開発の依頼先としても注目され始めている国です。

2022年度のオフショア開発白書では2%ながら、ランクインしました。残念ながら、2023年度、2024年度はカンボジアはランクインしていませんでしたが、将来的には可能性を秘めている国です。

2021年のオフショア開発で人気のある国のグラフ

(参照:オフショア開発.com「オフショア開発白書(2022年版)」

ただ、人気のベトナムなどと比較しても知名度はそこまで高くないのも現状ですが、その分競争倍率も高くなく、良い開発会社に出会えれば、ベトナム以上に安く開発することがきます。

そこで本記事ではこれからオフショア開発の依頼先を検討している方向けに、カンボジアでのオフショアの魅力や抑えておくポイントについてご説明いたします。

オフショア開発を展開している当社の蓄積データを最大限に活かしながらまとめておりますので、日本人との違いなども含めて、ぜひお読みいただき、ご参考にしていただければと思います。

※本記事で記載の内容は、カンボジア全ての地域・人・企業に当てはまる内容ではございません。1つの意見・参考例としてお読みください。

 

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1.カンボジアのオフショア開発の3つの魅力

アンコールワット

カンボジアのオフショア開発について3つの魅力的なポイントを解説していきます。

  • コストダウンが期待できる
  • 新日国のため日本人に友好的な人が多い
  • 時差の影響が少ない

それでは1つずつ見ていきましょう。

1-1 コストダウンが期待できる

カンボジアの最大の魅力は「費用」だと考えます。

1人月単価 1726万円と日本と比較しても安さが際立ちます。

冒頭でも触れましたが、ベトナムなどの人気国と比較しても需要はまだ低いため費用も抑えられています。

カンボジア 1人月単価 17万円~26万円

人気国の人月単価(万円)

人月単価(万円)

プログラマー

シニアエンジニア

ブリッジSE

PM

ベトナム

39.4

48.359.070.0

フィリピン

43.0

55.573.678.2

インド

53.3

61.769.277.5

バングラディッシュ

35.0

42.580.075.0

中国

44.4

58.365.075.3

ミャンマー

26.9

41.955.6

66.9

※ プログラマー:コーディングや簡単なシステム開発を担当

※ シニアエンジニア:システム設計や開発を担当

※ ブリッジSE:ビジネスサイドとエンジニアサイドを繋ぐ役割を担うエンジニア

※ PM(プロジェクトマネージャー):プロジェクトにおける計画と実行の責任者

(参照:オフショア開発.com「オフショア開発白書2024年度版」 P.29

※詳細は、 オフショア開発の費用相場は?効率的な費用の掛け方も解説 の記事をご参照ください。

1-2 親日国のため日本人に友好的な人が多い

カンボジアの橋の写真

カンボジアの人は親日であるため、日本人に友好的です。日本はカンボジアに対して、多くの支援をしてきた実績があります。

特に日本のODAにより無償で建設された「きずな橋」「つばさ橋」はカンボジアの輸送、そして経済を支えており、感謝しているカンボジア人は多くいます。こういった背景もあり、親日国となっております。

また、穏やかでフレンドリーな性格であるため、一緒に仕事がしやすいこともメリットです。

1-3 時差の影響が少ない

カンボジアとの時差は-2時間となっており、ベトナムなどと並び少ない時差になっております。

そのため、タイムラグを感じることなく、スムーズなやり取りが可能となります。

緊急対応の案件でも、すぐさま対応できるので、安心して依頼できそうです。

 

下記は、代表的なオフショア開発国の時差をまとめております。

国名時差

カンボジアの国旗カンボジア

-2時間
インドの国旗 インド-3時間30
中国の国旗 中国-1時間
バングラデシュの国旗 バングラデシュ-3時間
フィリピンの国旗 フィリピン-1時間
ベトナムの国旗 ベトナム-2時間
ミャンマーの国旗 ミャンマー-2時間30

(参照:Time-j.net「世界時計」


2.カンボジアでのオフショア開発で抑えておくべき3つのポイント

ペンでチェックする画像

 次にカンボジアでオフショア開発を依頼する際に抑えておくべきポイントを3つ解説いたします。

しっかりポイントを認識した上で、依頼する国として適切か判断してください。

2-1 スキル不足の可能性がある

カンボジアでのオフショア開発はエンジニアのスキルが不足している可能性があり、対応できないことが発生するかもしれません。

カンボジアはIT化が進み、学習環境が整いエンジニアのスキルが向上してきている状況ではありますが、ベトナムなどの人気国と比較するとまだ劣っていると考えられます。

そのため、費用が安いから依頼するといった安直な考えではなく、依頼内容に対しての体制やスキル感を最優先で確認することが必要です。

2-2 地方部ではインフラが未発達

カンボジア全体を通してインターネットの普及率などはまだ低いですが、以前の内戦時代から都市部では電力供給など、インフラ整備が急速に発展し整っております。

ただ、地方の一部地域ではインフラが未発達であるため、開発に支障が出る可能性があります。

とはいえ、オフショア開発拠点となるのは、都市部であるケースが大半であるため、大きな心配は不要かもしれません。

下記はオフショア開発拠点となる国などのインターネットの普及率についてまとめております。

 

インターネット普及率

Mobile速度(Mbps)

Broadband速度(Mbps)

カンボジア

56.73%(5)

26.24(6)

46.31(8)

ベトナム

78.59%(3)

49.12(4)

107.42(3)

フィリピン

52.68%(6)

28.12(5)

92.92(4)

インド

46.31%(7)

91.81(3)

60.13(6)

バングラディシュ

38.92%(9)

23.87(7)

40.36(7)

中国

75.61%(4)

160.14(1)

256.32(1)

ミャンマー

44.02%(8)

21.29(8)

19.68(9)

ウクライナ

79.22%(2)

19.97(9)

75.14(5)

アメリカ

91.75%(1)

111.01(2)

227.27(2)

(参照:GLOBAL NOTE「世界のインターネット普及率 国別ランキング・推移」

2-3 依頼先会社の選択肢が少ない

カンボジアにオフショア拠点を展開している企業が少ないため、依頼する場合の選択肢が限られてしまいます。検索結果の全てを確認したわけではありませんが、次項で紹介している2社くらいしかヒットしませんでした。

そのため、自社の課題感にマッチした企業が無い場合があります。

 

人気国・ベトナムでは少なくとも38社は存在します。これだけでもかなり選択肢に差がありますね。

(参照:オフショア開発.com「ベトナムオフショア開発企業一覧」

 

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3.カンボジアのオフショア開発企業2

カンボジアを拠点とするオフショア開発企業を一部抜粋し一覧としております。

3-1 株式会社ブライセン

  ブライセンのオフショア開発は、品質を高めるためのさまざまな工夫をしています。

コストや人材の面でメリットの大きいオフショア開発ですが、そのためにプロジェクト遅延や大量のバグが発生しては意味がありません。

ブライセンは日本と海外の境界なくコミュニケーションをはかる独自の仕組みで、失敗のないオフショア開発をご提案しています。

社名

株式会社ブライセン

設立

1986年4

従業員数

829名(グループ含む)

事業内容

・物流・流通ソリューション        

・システム開発・組込み開発

・オフショア開発

8K映像の撮影・制作・編集

・アノテーション/AIソリューション

・イメージングソリューション

・自社開発製品

本社所在地

東京都中央区明石町8-1 聖路加タワー30F

HP 

https://www.brycen.co.jp/

3-2 BENITEN CO., LTD

BENITENでは、ソフトウェアの開発と保守、広範囲のWebアプリケーションの開発、AndroidiOSアプリの開発を行っております。

オフショア開発に特化したプロフェッショナルソフトウエア開発事業をカンボジアにて行っております。

ラボ型開発と受託型開発の2つのタイプがあり、クライアントの要望に応じて最適なソリューションを提供しています。

社名

BENITEN CO., LTD

設立

2015年4

従業員数

40名

事業内容

WEBサイト制作/WEBシステム構築事業

iOS/Androidアプリ開発事業

WEBシステム運用/保守

WEBコンサルティング事業

• リサーチ事業

本社所在地

#540, AQUATION Building H, Lots H9ab & H10ab, Koh Pich Street, Phum 14, Sangkat Tonle Basac, Khan Chamkarmon, Phnom Penh, Cambodia.

HP 

https://beniten.com/?lang=jp

 


カンボジアのオフショア開発のまとめ

カンボジアのオフショアについて、魅力と懸念点などを解説してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

良い点、悪い点を比較しながら、最適なオフショア開発先国を検討していただければと思います。

お読みいただいた皆様の一助になれば幸いです。

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ベトナムのエンジニアマーケットから人員調達ができるため、お客様が必要とする人員数を当社のみで提供できる強みがあります。

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プログラマー、システムエンジニアを経て2001年にサイバーエイド株式会社を設立。
2008年に株式会社インタラクティブ・コミュニケーション・デザインにジョイン後は、2014年にベトナム・ホーチミンでオフショア開発拠点を立ち上げ、2017年に現地法人ICD Vietnam Limited Liability Companyを創業し現在に至る。
創業以降は東京のみならず、各国内地方拠点(札幌、名古屋、大阪)においても積極的にオフショア開発を推進し、国内のITエンジニア不足の解消を目指す。
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