WEBシステム開発とは何かご存じだろうか。
本記事ではWEBシステム開発について、実際の開発の進め方を含めてご紹介しております。
弊社はIT企業として約24年に渡り多くのお客様のIT課題に対するシステム開発の支援を行ってきました。
そのノウハウを基に解説しております。
ぜひお読みいただきご参考にしていただけますと幸いです。
目次
1.WEBシステム開発とは
1-1 WEBブラウザ(Safariなど)を立ち上げて使用するシステムを開発すること
WEBシステムはWEBブラウザ(インターネット)を立ち上げて利用できるシステムやサービスなどのこと指し、WEBシステム開発は下記のようなシステムを作ることを指しています。
具体的な例としては下記のサービスなどがあげられます。
ECサイト |
スマホアプリ(予約アプリなど) |
SNS |
マッチングサイト |
SaaSサービス |
1-2 開発期間
小規模な案件など、最短1カ月~ の開発期間となります。
前提として実際の規模や内容によっては大きく差が出ることがあり、大規模な開発は数年の時間を要する場合もあります。
あくまで最短の時間としてまとめております。
サービス名 | 期間(最短) |
---|---|
ECサイト | 1カ月~(ツールによっては1日~) |
スマホアプリ(予約アプリなど) | 1カ月~ |
SNS | 1カ月~ |
マッチングサイト | 3カ月~ |
SaaSサービス | 1年~ |
また、参考までに弊社の実績を具体例としてご紹介いたします。
例1:
案件名 | 施設検索ポータルサイトの開発 |
---|---|
開発期間 | 2カ月 |
規模 | 4人月 |
メインの賃貸物件サイトと連携するサービスサイト。目的に応じた施設情報や季節に応じた観光名所案内など、賃貸物件検索以外のニーズに対応したお役立ち情報サイト。
地域密着型のサービスの提供を目的とし、若者から高齢者まで広い階層に楽しく利用してもらうことを念頭に制作されている。
例2:
案件名 | 競馬情報サービスアプリリニューアル |
---|---|
開発期間 | 10カ月 |
規模 | 55人月 |
情報閲覧性の高さ、操作性、性能を追求するために最新のアーキテクチャーを提案。デザイン面でも他社の類似サービスを圧倒するビジュアル効果を追求した。
豊富なレースデータや競走馬・オッズ・調教データ等から競馬予想など競馬に関する様々な情報を提供。
JRAのIPATと連動した馬券購入も可能。
また、iOS版、auスマートパス版、ソフトバンク版、ドコモ版と様々なプラットフォームへのサービス提供を実現。
1-3 開発費用
開発費用も大きく幅がありますが、最小ではコーポレートサイトの20万円~の開発費用となります。
下記はあくまで最小の費用であるため、外注する際など実際の費用は複数社からの見積を取得し予算と照らし合わせましょう。※下振れもする可能性もあります。
費用の参考
サービス名 | 費用(最小) |
---|---|
ECサイト | 60万円~ |
スマホアプリ(予約アプリなど) | 100万円~ |
SNS | 100万円~ |
マッチングサイト | 100万円~ |
SaaSサービス | 1000万円~ |
また、外注した場合のエンジニア1名あたりの1カ月の単価も下記に記載します。
外注ではなく自社で開発を進める場合も人件費が主な費用となりますので、ご参考にしてください。
参照:エンジニア単価情報2024年版レポートについて https://www.nearshore.or.jp/engineer-charge/
2.WEBシステム開発をするには
WEBシステム開発を進めるためには外注か自社で開発をするかの2択になります。
自社の状況に合わせて選択していきましょう。
2-1 外注
システム開発のプロに依頼します。
多少の費用は発生するものの、プロの技術で開発を進めてもらえるため、
依頼後は待つだけで、きちんとしたシステムが納品されます。
自社にエンジニアがいない場合などは積極的に外注を活用してみましょう。
下記は外注について解説した記事です。
併せてご参照ください。
2-2 自社
自社内でシステム開発を進めます。
自社内にエンジニアがいる場合は自社開発を検討してみても良いと思います。
ただ、開発する難易度やエンジニアが持つスキルでは対応が難しい場合もあります。
自社内で使用するWEBシステムであれば、エンジニアの育成も兼ねて、多少背伸びでも挑戦しみても良いですが、販売目的など完成までの期間が短い場合などは外注を検討してみましょう。
下記は自社開発について解説した記事です。
併せてご参照ください。
3.WEBシステム開発の進め方
WEBシステム開発を進める際の全体的な流れについて解説していきます。
また、システム開発を行うエンジニアですが、役割ごとに行うことが分かれていることも抑えておきましょう。
3-1 要件定義~運用保守まで
WEBシステム開発は主に下記の5つに分類されて進められています。
まずは要件定義を行います。
機能要件の定義、非機能要件の定義、制約条件の明確化を行い、それらを文書化します。
開発は要件定義で定められた内容を基にPMが管理行い進めていきます。
次に基本設計、詳細設計を行います。
要件定義を基に実装の方法やシステムのインターフェースなどの設計を行います。
これらを基に実装(プログラミング)へ進んでいきます。
そして実装、テストのフェーズへ進み、設計書を基にプログラミング、テストを行います。
主にPGが担当しますが、状況によってSEが担当することもあります。
最後に運用保守を行い必要に応じて改修を実施するなど、
システムの完成を目指します。
3-2 WEBシステム開発のエンジニア別役割
フェーズごとに担当する役割の一覧です。
PMとPMOは全体の管理がメインとなるため、全てのフェーズに関与していきます。
SEは要件定義~実装まで関与しますが、状況によってはテストの以降のフェーズにも関与することがあります。
PGは実装~のフェーズを主に担当をします。合わせて確認しましょう。
役割 | 主な担当業務 |
---|---|
PG(プログラマー) | 実装やテスト工程を主に対応 |
SE(システムエンジニア) | 要件定義、基本設計、詳細設計、実装を主に担当 |
PM(プロジェクトマネージャー) | 開発全体の統括を主に担当 |
PMO(プロジェクトマネジメントオフィス) | コストの調整、ディレクション、PMの補佐を主に担当 |
4.WEBシステム開発でよく使用される言語
WEBシステム開発を進めるにあたってはクライアントサイド(フロントエンド)、サーバサイド(バックエンド)に分けられております。
それぞれの開発でよく使用される言語について解説していきます。
4-1 クライアントサイド(フロントエンド)
クライアントサイドは人の目に触れるようなWEB上に表示される画面を開発することを指しています。
よく使用される言語としては、
HTML、CSS、JavaScriptといった言語が多くなっております。
また、ReactやVue.jsなどのフレームワークも言語とセットで使用されています。
4-2 サーバサイド(バックエンド)
サーバサイドは人の目には触れない、検索結果を表示させるための裏側のデータ処理や、データベースの構築などを指しています。
言語としてはJava、PHP、Pythonなどがよく使用されます。
また、Spring BootやLaravelといったフレームワークが使用されます。
5.WEBシステム開発をするためのチーム構成
WEBシステム開発を進めるためのチーム構成について解説していきます。
前提として、システム開発は大規模なものから小規模なものとそのふり幅は大きく、
あくまで参考として解説していきます。
5-1 最低でも3人必要
エンジニア1名、デザイナー1名、PM1名の計3名が必須になります。
あとは規模感に応じて人数を増加させることでチームの構成を行います。
あくまで目安になりますので参考にしてください。
5-2 学習時間は最低でも300時間以上あるエンジニア
最低でも300時間以上の学習経験があるエンジニアであることが求められます。
もちろん、実務経験が豊富にあるエンジニアは最優先にすべきですが、
確保できるかは不透明であることが多いので、最低ラインである300時間以上学習経験を持つエンジニアを
チームへ参加してもらいましょう。
参照:エンジニアになるのに必要な勉強量 https://envader.plus/article/235
6.WEBシステム開発なら株式会社インタラクティブコミュニケーションデザイン
クリエイティブ部門をシステム開発部門に統合してワンストップ化。要件定義工程でのUI設計で効果を発揮しています。
もともとシステム開発会社であるため、見た目の良さだけでなくシステム要件を踏まえた設計・開発が可能です。
多様なスキル要素(一人複数役、新スキル)、開発の進め方の変化など、マネジメントが複雑化する昨今、変化するニーズに対応可能な技術者調達力&チームマネジメント力に特化したICDだからこそ成し遂げられるオフサイトソリューションの形があります。
請負に限らず、準委任契約も承っております。
会社名 | 株式会社インタラクティブ・コミュニケーション・デザイン |
---|---|
設立 | 2000年11月 |
従業員数 | 200名(国内+ベトナム) |
本社所在地 | 東京都港区赤坂1丁目12番32号 アークヒルズ アーク森ビル 17階 |
事業内容 | ・ソリューション事業 ・サービス事業 |
URL |
WEBシステム開発のまとめ
WEBシステム開発について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
WEBシステム開発と聞いても、しっかりとイメージができ
説明までできるようになっていることを願っております。
また、弊社ではWEBシステム開発において多くの企業様をご支援させていただきました。
もし外注のご検討をされていましたら、
下記の問い合わせよりお気軽にご連絡ください。
お読みいただいた皆様の一助になれば幸いです。