アプリ開発とは?開発の手法や進め方を解説

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アプリ開発とは何かご存知でしょうか?

スマホが広く普及してからアプリという言葉をよく聞くようになったかと思いますが、

しっかりと理解できていない方もいるのではないでしょか。

本記事では、アプリ開発について、概要から開発までの一連の流れで解説しております。

まずはお読みいただき、アプリ開発の知識を深めていきましょう。

アプリ開発など、IT事業で約24年の実績がある弊社の経験などを活かしながら執筆しております。

それではアプリ開発とはについて解説していきます。

 

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1.アプリ開発とは  

様々なデバイスの画像

 

 

 まずはアプリ開発について解説していきます。

 スマホの普及に合わせて広く知られているアプリですが、何もスマホ上だけでなく、PC上で動作するアプリもあります。

 広く知識を身に付けるためにも1つずつ抑えていきましょう。

 

1-1 アプリ開発は特定の用途や目的のために設計されたアプリを開発すること

 モバイルデバイス(スマホ)やコンピューター(PC)上で動作し、 特定の用途や目的のために設計されたアプリを開発することをアプリ開発と言います。

 そもそもアプリとは、皆さんが普段スマホで使用しているLINEXなどのSNSPCで使用するエクセルなど、日常的に使用している多くのものがアプリです。

 

1-2 アプリの2つの種類

 アプリの種類について解説していきます。

 一言でアプリと言っても2つの種類があり、動作環境面も異なります。 それぞれみていきましょう。

1-2-1 WEBアプリ

 WEBアプリはWEBブラウザ(Googlesafariなど)を経由すると利用できるアプリです。

 アプリをインストールする必要がなく、WEBブラウザ経由でパソコンやスマホから利用が可能です。

 WEBブラウザ上で操作をする必要があります。

 また、プログラムの内容はWEBサーバ内に保存されています。

 下記はWEBアプリに分類される一例です。

 ※ネイティブアプリとしても存在しますが、WEBアプリの特性である、インストールをしなくともWEBブラウザ経由で利用ができるアプリを挙げています。

YouTube

Gmail

Skype

食べログ

Wantedly

 WEBアプリの特徴としては、ネイティブアプリのようなアプリケーションストアを通す必要が無いため、手数料が発生しないことと、審査なしでいつでも配信ができる自由さがあることです。

 また、ユーザー目線だとダウンロードをする手間がなくなるため、気軽に利用してもらえます。

 

 開発時はJavaRubyJavaScriptといった言語がよく使用されています。

 開発する内容に合わせて言語を決めることなどが開発を円滑に進めるうえで重要になってきます。

1-2-2 ネイティブアプリ

 WEBアプリと比較されるのがネイティブアプリです。

 ネイティブアプリは端末にアプリをインストールして使用します。

 インストールをしてしまえば、WEBブラウザにアクセスして操作する必要がなくなります。

 また、インストールをすることでプログラムの内容が端末にも合わせて保存されます。

 下記はネイティブアプリに分類される一例です。

 ※WEBアプリとしての特性を持つアプリも含まれていますが、主にネイティブアプリとして利用されているものを挙げています。

Pokémon GO

モンスターストライク

モバイルSuica

Pococha

Clips

 ネイティブアプリの長所としては、端末へインストールをしてから使用するため、通信環境に左右されないため

 WEBアプリと比較して動作が早い点や、カメラ機能などOSの機能をアプリ内で自由に使えるため、開発をする際の利点として活用ができる点などがあります。

 

 開発時はSwiftJavaKotlinといった言語がよく使用されています。

 また、OSiosAndroid)による違いもありますので注意が必要です。

 開発後はそれぞれのストアへリソース作業も発生します。

 

1-3 アプリ開発費用相場

 費用については、開発する規模によって決められる、人員数と開発期間によります。

 下記は株式会社Pentagonがまとめた調査結果です。

アプリの開発費用のグラフ

 グラフから分かる通り、300万円を境に半数ずつを占めております。

 300万円以下の場合は比較的シンプルな機能であるケースが多く、より高品質で利便性が高いアプリを開発するとなると1000万円程かかると思ってください。

 

 また、プログラミング言語を活用するか、開発ツールを使うかによっても費用は大きく異なります。

引用:アプリ開発にかかる金額は2,000万円以上?アプリ開発の実態調査 株式会社Pentagon

   「https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000076517.html

 

  【相場】モバイルアプリの開発費用はいくら?開発費を抑える方法も紹介

     「https://pentagon.tokyo/app/1997/#toc_id_1

アプリ開発を外注する場合の費用相場と進め方

1-4 アプリ開発期間

 規模によりますが、平均して46カ月で完成します。

 規模感が大きくなれば1年~の期間になることもあります。

 下記は株式会社Pentagonがまとめた調査結果です。

アプリ開発の期間のグラフ

 グラフからもわかる通り、最短では1カ月未満、長いと10カ月以上となっております。

引用:アプリ開発にかかる金額は2,000万円以上?アプリ開発の実態調査 株式会社Pentagon

   「https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000076517.html

 


2.アプリ開発をするには

 アプリ開発を進めていくためには大きく分けて2つの進め方があります。

 自社内に開発ノウハウがない、リソースが不足している場合は外注を、

 自社内にエンジニアがおり、過去にも同様の開発をしたことがある場合は自社開発を、

 それぞれ検討していきましょう。

 それでは詳しくみていきましょう。

 

2-1 外注

 アプリ開発のプロに依頼します。

 多少の費用は発生するものの、プロの技術で開発を進めてもらえるため、

 依頼後は待つだけで、きちんとしたシステムが納品されます。

自社にエンジニアがいない場合などは積極的に外注を活用してみましょう。

 

 下記は外注について解説した記事です。

 併せてご参照ください。

ITアウトソーシングとは?メリット・デメリットや契約形態の違いを解説

 

 

2-2 自社

 自社内でアプリ開発を進めます。

 自社内にエンジニアがいる場合は自社開発を検討してみても良いと思います。

 ただ、開発する難易度やエンジニアが持つスキルでは対応が難しい場合もあります。

 自社内で使用するアプリであれば、エンジニアの育成も兼ねて、多少背伸びでも挑戦しみても良いですが、販売目的など完成までの期間が短い場合などは外注を検討してみましょう。

 

 下記は自社開発について解説した記事です。

 併せてご参照ください。

自社開発とは?メリット、デメリットや活用方法を解説

 

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3.アプリ開発の進め方

 

 アプリ開発を進める際の全体的な流れについて解説していきます。

 また、アプリ開発を行うエンジニアですが、役割ごとに行うことが分かれていることも抑えておきましょう。

 

3-1 アプリの企画

 アプリ開発を進めていく上で需要なポイントである企画をしましょう。

 下記の内容を順に決めていくことをおすすめします。

 

  • ユーザーニーズ
  • アプリのジャンル
  • アプリの仕様内容
  • ダウンロード数

 ※ダウンロード数については販売目的のアプリを開発する場合に設定しましょう。

 企画が詰め終わったら、企画内容を基に要件定義へと進んでいきましょう。

 

3-2要件定義~運用保守まで

 企画後のアプリ開発は主に下記の5つに分類されて進められています。

アプリ開発の進め方の図

 

 企画の後は要件定義を行います。

  機能要件の定義、非機能要件の定義、制約条件の明確化を行い、それらを文書化します。

 開発は要件定義で定められた内容を基にPMが管理行い進めていきます。

 

 次に基本設計、詳細設計を行います。

 要件定義を基に実装の方法やアプリのインターフェースなどの設計を行います。

 これらを基に実装(プログラミング)へ進んでいきます。

 

 そして実装、テストのフェーズへ進み、設計書を基にプログラミング、テストを行います。

 主にPGが担当しますが、状況によってSEが担当することもあります。

 

 最後に運用保守を行い必要に応じて改修を実施するなど、

 アプリの完成を目指します。

 

3-3 アプリ開発のエンジニア別役割

フェーズごとに担当する役割の一覧です。

 PMPMOは全体の管理がメインとなるため、全てのフェーズに関与していきます。

 SEは要件定義~実装まで関与しますが、状況によってはテストの以降のフェーズにも関与することがありま

 す。

 PGは実装~のフェーズを主に担当をします。

 合わせて確認しましょう。

 

役割

主な担当業務

PG(プログラマー)

実装やテスト工程を主に対応

SE(システムエンジニア)

要件定義、基本設計、詳細設計、実装を主に担当

PM(プロジェクトマネージャー)

開発全体の統括を主に担当

PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)

コストの調整、ディレクション、PMの補佐を主に担当

 


4.アプリ開発の3つの手法

 アプリ開発を進めていく上で、3つの開発手法があることを抑えておきましょう。

 自社の状況にあった適切な開発方法を選択できるように、解説していきます。

 

4-1 プログラミング言語で開発

 前述したWEBアプリ、ネイティブアプリのそれぞれでよく使用されている言語などを用いて開発する手法です。初めて使用する言語の習得は学習時間などの時間的なコストもかかりますが、アプリ開発においては言語で開発することが基本となります。

 また、開発の自由度もあることから、技術とアイデアがあれば大ヒットするようなアプリ開発も夢ではありません。

 

 前述している、開発言語を扱えるエンジニアが2名以上いる場合はプログラミング言語での開発をおすすめします。ツールを使うことで失われる完全な独自性を保ちながら、エンジニアとしての経験値となるため、

 プログラミング言語での開発を検討してみましょう。

【2024年最新版】良く使われる現代のプログラミング言語を紹介

4-2 ツールで開発

 プログラミングを必要としない、ノーコードツールなどもサービスとして提供されており、

 そのツールを活用することで簡単にアプリが開発できます。

 

 しかしながら、言語を活用したものと比較すると自由度が制限されたり、

 完全にオリジナルなアプリ開発は難しいと考えてください。

 

 エンジニアがいない場合、社内で使用するため時間もお金もかけたくない方はツールを活用して開発することをおすすめします。

 Bubblehttps://bubble.io/)などは動画付きの手順も見られるので、

 全くITの知識がなくても開発が進められるツールとなっています。

 

4-3 ゲームエンジンで開発

 ゲームエンジンはゲームアプリに特化しているソフトウェアであり、Unityなどがよく使用されています。

ゲームアプリを開発するのであれば、このゲームエンジンを活用することをおすすめします。

 

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5.アプリ開発なら株式会社インタラクティブコミュニケーションデザイン

自社のロゴの図

 

 

クリエイティブ部門をシステム開発部門に統合してワンストップ化。要件定義工程でのUI設計で効果を発揮しています。もともとシステム開発会社であるため、見た目の良さだけでなくシステム要件を踏まえた設計・開発が可能です。

多様なスキル要素(一人複数役、新スキル)、開発の進め方の変化など、マネジメントが複雑化する昨今、変化するニーズに対応可能な技術者調達力&チームマネジメント力に特化したICDだからこそ成し遂げられるオフサイトソリューションの形があります。

請負に限らず、準委任契約も承っております。

また、位置情報を活用したネイティブアプリの開発など、経験やノウハウも蓄積できております。

 

会社名

株式会社インタラクティブ・コミュニケーション・デザイン

設立

2000年11

従業員数

200名(国内+ベトナム)

本社所在地

東京都港区赤坂1丁目1232号 アークヒルズ アーク森ビル 17

事業内容

・ソリューション事業

・サービス事業

URL

https://offshore.icd.co.jp/

 


アプリ開発のまとめ

アプリ開発について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

アプリと1言でいっても種類が分かれているなど、それぞれ特徴があります。

お読みいただいたので、アプリ開発の知識は詰まったかと思います。

次のステップである開発を進めてみることもぜひ検討してみましょう。

お読みいただいた皆様の一助になれば幸いです。

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ソリューションを提供いたします。

お客様が抱える課題を、システム開発で解決しています。ご要件のヒアリングからシステム設計、開発、保守をワンストップで提供します。

ベトナムのエンジニアマーケットから人員調達ができるため、お客様が必要とする人員数を当社のみで提供できる強みがあります。

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プログラマー、システムエンジニアを経て2001年にサイバーエイド株式会社を設立。
2008年に株式会社インタラクティブ・コミュニケーション・デザインにジョイン後は、2014年にベトナム・ホーチミンでオフショア開発拠点を立ち上げ、2017年に現地法人ICD Vietnam Limited Liability Companyを創業し現在に至る。
創業以降は東京のみならず、各国内地方拠点(札幌、名古屋、大阪)においても積極的にオフショア開発を推進し、国内のITエンジニア不足の解消を目指す。
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