システム改修をご検討されていませんか?
改修と聞くと、リフォームなどの改修工事を思い浮かべる方もおられると思いますが、本記事ではシステムにおける改修を解説していきます。
そもそもシステム改修とは何か、本記事では基本的な部分から解説していますが、システム改修についてこれから自社または外注のご検討まで進んでいる方にも是非参考にしていただければ幸いです。
弊社はIT企業として20年以上の実績があり、蓄積したデータを活用しながらまとめております。ぜひお読みいただき、知識を深めていってください。
目次
1.システム改修とは
1章では、システム改修とは何か解説していきます。
1-1 現状のシステムを使いやすくすること
システム改修とは、現状使用しているシステムを使いやすくするために手を加えることです。
例えば、ユーザーより「このボタンの位置が分かりにくい」、「出力の機能を加えてほしい」などシステムの機能を修正・追加することをシステム改修と言います。
注意していただきたいのは、よく聞くシステム開発は新しく0から作り上げることであり、出来上がっているシステムに手を加える改修とは異なるものでアある点を抑えておきましょう。
1-2 なぜ改修なのか?
ではシステムを新規開発するのではなく、改修をする理由について解説していきます。
理由としては、新規開発をするよりも改修をする方がコスト的にも抑えることができ、比較的短期間で作業が完了するためです。
また、単に新しく開発をする必要が無いと判断した場合は改修をする流れとなります。
とはいえ、新規で開発をすべきケースもあり、次項で解説していきます。
1-3 改修より新しく開発をした方が良い場合がある
前項で解説した通り、コストや時間など改修をした方がメリットが多いこともありますが、
新規で開発をした方が良いケースも存在します。
- システムの見た目や中身の機能面、サーバ環境などほとんどを刷新する場合
- AIなどの新技術を搭載し、最適化されたシステムを構築する場合
- システムの外注業者に相談したところ新規開発をすべきと提案された場合
上記のような場合は新規での開発を行うことをおすすめします。
結局のところ改修とすべきか新規開発をすべきかの判断は、特に非IT企業である場合は難しいところかと思います。そのため、信頼できるシステムのプロに相談し、最終的に決定することが重要です。
もちろん弊社でもご相談を受け付けております。相談は無料です!お気軽にお問い合わせください。
1-4 システム改修の費用
システム改修の費用について解説していきます。
正直なところ内容次第によって大きく異なるため一概に言えませんが、一般的に200万円程度掛かると言われています。
下記は外注した場合の1名あたりの単価であり、これらが必要人数に合わせて積み上げられたものが改修費用になります。
規模によっては1名でも改修ができますし、大規模になれば数十~数百にまでなることがあるため、まずは1名あたりの費用感を抑えておきましょう。
あくまで外注した場合の費用感であり自社内で行う場合は自社エンジニアの給与が主にかかる費用です。
2.システム改修が必要になるタイミング
システム改修が必要になるタイミングについて解説していきます。
2-1 バグなどの不具合が頻発
システムを使用していく中で、「データが反映しない」、「入力してもエラーが出て先に進めない」などのバグや不具合の発生時にはシステム改修を行いましょう。
また、システムは長年使用を続けていく中で、動作が遅いなどの不具合が発生することがあります。
このようなケースであれば改修を行い、使い勝手を良くしていくことが重要です。
ただ、改修によって別の個所で不具合が発生するケースもあるため、注意が必要です。
2-2 現行システムの使い勝手が悪い
よくあるケースとしては、「ボタンの位置が分かりにくい」、「入力後の確認画面が無い」など不具合ではないが使い勝手が悪いといったタイミングで改修を行いましょう。
システムを開発したがユーザー目線では使いづらいことなどはよくあり、業務効率を下げないためにも素早く対応することをおすすめします。
また、新機能を搭載したい場合も改修を検討しましょう。
どのくらいの規模なのか、そして内容によっては新しく開発をした方が良いケースもありますが、最終的には信頼するシステムのプロへ相談して決めましょう。
2-3 OSやミドルウェアのサポート切れ
OSやミドルウェアのサポート切れのアナウンスがあった場合は新しいOS、ミドルウェアへのシステム改修を検討しましょう。
サポート切れのままで使用することでアップデートなども提供されなくなり、セキュリティ上の問題が発生する可能性が高まります。
そのため、速やかに改修を進めることをおすすめします。
2-4 法改正への対応
例えば、消費税の増減税、新元号など法改正によりシステムの一部を変更する必要が発生することもあります。
その場合はシステムの改修を行いましょう。
直近だとインボイスなど対応がありました。
当然ながら法令遵守の観点から対応をすることは必須となります。
2-5 セキュリティ対策
システムのセキュリティ上で脆弱な点があれば即座に対応すべきです。
特に情報漏洩は企業に対して大きな損害を与えてしまいます。
ステムの脆弱な部分からサイバー攻撃をされればすぐに情報は漏洩してしまいます。
3.システム改修の流れ
システム改修の流れについて解説していきます。
3-1 要件定義~運用保守まで
まずは要件定義を行います。
機能要件の定義、非機能要件の定義、制約条件の明確化を行い、それらを文書化します。
開発は要件定義で定められた内容を基にPMが管理行い進めていきます。
要件定義の詳細は、「要件定義とは?基本設計/詳細設計との違いと進め方を解説」の記事をご参照ください。
次に基本設計、詳細設計を行います。
要件定義を基に実装の方法やシステムのインターフェースなどの設計を行います。
これらを基に実装(プログラミング)へ進んでいきます。
基本設計の詳細は、「基本設計とは?進め方と要件定義/詳細設計との違いを解説」の記事をご参照ください。
詳細設計の詳細は、「詳細設計とは?進め方と要件定義/基本設計との違いを解説」の記事をご参照ください。
そして実装、テストのフェーズへ進み、設計書を基にプログラミング、テストを行います。
特に改修の際に重要となるがテストであり、その中でもデグレードテストは注意深く行いましょう。
このテストはシステム改修によりソースコードの書き直しが行われた結果、システムに不具合が発生していないか確認するテストです。
改修は既存のシステムを使いやすくするために行われることから、他への影響が懸念されるため特に注意深くテストを行いましょう、主にPGが担当しますが、状況によってSEが担当することもあります。
最後に運用保守を行い必要に応じて改修を実施するなど、システムの完成を目指します。
3-2 システム開発のエンジニア別役割
フェーズごとに担当する役割の一覧です。
PMとPMOは全体の管理がメインとなるため、全てのフェーズに関与していきます。
SEは要件定義~実装まで関与しますが、状況によってはテストの以降のフェーズにも関与することがあります。
PGは実装~のフェーズを主に担当をします。合わせて確認しましょう。
役割 | 主な担当業務 |
---|---|
PG(プログラマー) | 実装やテスト工程を主に対応 |
SE(システムエンジニア) | 要件定義、基本設計、詳細設計、実装を主に担当 |
PM(プロジェクトマネージャー) | 開発全体の統括を主に担当 |
PMO(プロジェクトマネジメントオフィス) | コストの調整、ディレクション、PMの補佐を主に担当 |
4.システム改修をするなら
システム改修を進めるためには外注か自社で開発をするかの2択になります。
自社の状況に合わせて選択していきましょう。
4-1 外注(アウトソーシング)
システム改修のプロに依頼します。
多少の費用は発生するものの、プロの技術で改修を進めてもらえるため、依頼後は待つだけで、きちんとしたシステムが納品されます。
自社にエンジニアがいない場合などは積極的に外注を活用してみましょう。
IT業界における外注(アウトソーシング)について詳細は、「ITアウトソーシングとは?メリット・デメリットや契約形態の違いを解説」の記事をご参照ください。
外注に関して、費用が掛かるので一歩踏み出せない方は、オフショア開発を検討してみてはいかがでしょうか?
オフショア開発であれば、最大で半額になるまで費用を抑えることができます。
オフショア開発については、「オフショア開発とは?概要やメリット、成功させるポイントを紹介」の記事をご参照ください。
4-2 自社開発
自社内でシステム改修を進めます。
自社内にエンジニアがいる場合は検討をしてみても良いと思います。
ただ、改修する難易度やエンジニアが持つスキルでは対応が難しい場合もあります。
自社内で使用するシステムであれば、エンジニアの育成も兼ねて、多少背伸びでも挑戦しみても良いですが、販売中のシステムなど素早く改修する場合などは外注を検討してみましょう。
自社開発の詳細について、「自社開発とは?メリット、デメリットや活用方法を解説」の記事をご参照ください。
5.システム改修なら株式会社インタラクティブ・コミュニケーション・デザイン
クリエイティブ部門をシステム開発部門に統合してワンストップ化。要件定義工程でのUI設計で効果を発揮しています。
もともとシステム開発会社であるため、見た目の良さだけでなくシステム要件を踏まえた設計・開発が可能です。
多くのお客様よりスクラッチでの開発やシステム改修でご用命いただく機会があり、弊社の強みであるワンストップ開発にて一貫して対応させていただいております。
また、多様なスキル要素(一人複数役、新スキル)、開発の進め方の変化など、マネジメントが複雑化する昨今、変化するニーズに対応可能な技術者調達力&チームマネジメント力に特化したICDだからこそ成し遂げられるオフサイトソリューションの形があります。
請負に限らず、準委任契約も承っております。
その他、オフショア開発も事業展開しており、特徴としては、ベトナム現地に日本人が複数名在籍しており、ブリッジSEとして必ず窓口に立つような体制を整えています。
そのため、日本語でのコミュニケーションはもちろんのこと、日本人ならではの感覚も伝わります。
エンジニアとしての知識と経験も豊富であることから、ただディレクションするだけでなく、厳しく納品物の確認を行い高い品質を維持しています。
このような体制により、東建コーポレーション株式会社様や株式会社カインズ様をはじめとした大手企業様から信頼をいただき、プロダクト開発など実績が豊富にあることも強みです。
会社名 | 株式会社インタラクティブ・コミュニケーション・デザイン |
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設立 | 2000年11月 |
従業員数 | 200名(国内+ベトナム) |
本社所在地(国内) | 東京都港区赤坂1丁目12番32号 アークヒルズ アーク森ビル 17階 |
事業内容 |
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URL |