レガシーシステムとは?使い続けることで受ける5つの影響

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レガシーシステムを知ってますか?聞いたことは何度かあるが意味までは把握していない、なんてこともあるのではないでしょうか。

本記事ではそんなレガシーシステムについて解説しております。参考にしていただければ幸いです。

また、弊社はIT企業として20年以上の実績があり、蓄積したデータを活用しながらまとめております。ぜひお読みいただき、知識を深めていただけると幸いです。

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1.レガシーシステムとは?

レガシーシステムとは何を意味しているのか解説していきます。画像はちょっと古そうなパソコン…。

古いパソコンの画像

1-1.「古いシステム」という意味

レガシーシステムとは「古いシステム」を意味しております。

例えば、メインフレーム(汎用機)やオフコン(オフィスコンピューター)などオンプレミス型のシステムのことを指すケースが多いです。広く言うと今の技術と比較して古い技術のことを指してレガシーシステムと使われます。

ちなみに「レガシー」とは遺産や時代遅れなどを意味しております。東京2020ではレガシー、レガシー…と飛び交っていたのは覚えてますでしょうか?オリンピックのために作った施設をオリンピックが終わったあとにどうやって活用していくべきか、事前に決めていたわけですね。今となってはそれらの競技場って何に活用されているのですかね。と脱線してしまったので、話を戻します。

 


2.レガシーシステムによる影響

前項で解説した通り、古いシステムであるレガシーシステムですが、使い続けることで様々な影響があることを覚えておきましょう。ここでは想定される5つの影響について解説していきます。

2-1. セキュリティ上の課題

セキュリティ上の課題が発生する可能性があります。

技術は日進月歩で発達しており、レガシーシステムが作られた当時とではセキュリティレベルに大きな差がある可能性が高いです。

その当時はここまでセキュリティを固めていたが、現在ではそのレベルではサイバー攻撃などに耐えられないことも多々あります。また、情報漏洩などセキュリティの意識が高まる中で、ユーザーの不安も高まります。

2-2. システム間の連携が不可能になる可能性

最新のAI技術が搭載されたシステムを導入し、従来のシステムと連携させたくても、レガシーシステムがゆえに互換性がなく、連携が不可になる可能性もあります。せっかく業務効率を上げようとしても、連携ができないことで二度手間になることも予想され、不便になる可能性があります。

2-3. 属人化の恐れ

古い技術であるために、その当時から携わっていたものしか扱うことができず属人化してしまう恐れがあります。

仮にその担当者の離職や退職となった場合は企業にとってリスクとなります。古いとされる技術を学び経験を積んだ者を運よく採用することができればリスクの回避ができるかもしれませんが、なかなか見つからないのが現状です。

2-4. システム障害のリスク

古いシステムであるレガシーシステムを使い続けることで、老朽化や処理能力などが起因したシステム障害の発生リスクが高まります。どんな物でも使い続けることで、何かしらの不具合が起きるのは当然です。

例えば車なども長く乗るほど部品の交換頻度があがり、燃費があがりと買い替えを検討するのと同じように、システムも使い続けることでガタがきます。また、業務の根幹を支えるようなシステムであればなおさらシステム障害の発生リスクは抑えたいところです。

2-5. サポート切れ

OSやミドルウェアなどにはサポート期間があります。 

サポート切れのままで使用することでアップデートなども提供されなくなり、セキュリティ上の問題が発生する可能性が高まります。そのため、速やかにレガシーシステムから脱却することをおすすめします。

 

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3.「2025年の壁」によりレガシーシステムを使用しているとピンチ

 

壁の画像

いわゆる「2025年の崖」による影響がレガシーシステムを使用していると受けてしまう可能性が高くなります。

2025年の崖とは経済産業省により発表されたものです。

DXの推進をしない場合、業務効率や競争力の低下につながってしまい、

競争力の低下が原因となり2025年を境に最大で年間12兆円の経済損失が発生する可能性があるという内容です。

 

参照:DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~


4.どこからがレガシーシステムなのか

レガシーシステムの判断について解説します。

具体的に〇年より前に作られたシステムやある特定の技術で作られているシステムをレガシーシステムと判断するような明確な基準はありません。レガシーと感じた会社・人がそのシステムをレガシーシステムであると判断しています。とはいえ、メインフレーム(汎用機)やオフコン(オフィスコンピューター)などのシステムは比較的レガシーシステムと判断されるケースが多いです。

また、現在大小問わず様々な企業でレガシーシステムが使用されておりますが、各社で脱却に向けた動きが取られております。例えばLIXILTOPPANホールディングスなどよく聞くような企業の基幹システムも、レガシーシステムとなったものを使用している現状がありますが、脱却に向けて着手しております。

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5.レガシーシステムから脱却するための方法

レガシーシステムから脱却するための方法について解説していきます。

脱却方法としては、

  • 既存のシステムを刷新(モダナイゼーション)
  • 新システムへの移行(マイグレーション)

この2つがあげられます。

5-1. モダナイゼーション

モダナイゼーションとは既存のシステムを最新の技術などを用いながら最適化する方法です。

現在使用している「レガシーシステム」を刷新していき、レガシーシステムから脱却していきます。

新しくシステム作るというよりかは、作り変えるというイメージです。

5-2. マイグレーション

マイグレーションとは現行のシステムから新しいシステムへ移行する方法です。

システムを新しく作りそこへ移行するため、従来のシステムと比較して使用しづらいなどの課題もありますが、意見を取り入れながら最大限利便性を高めることもできます。

新しいシステムへの移行でレガシーシステムから脱却することができます。


レガシーシステムのまとめ

レガシーシステムとは古い技術が使われ構築されたシステムのことであり、企業にとっては脱却していくことが重要となります。2025年の壁など企業の損失につながらないようにするためにはなおさら早急な対応が必要ではないでしょうか。とはいえ、非IT企業であればレガシーシステムかどうかの判断も難しい状況あるかと思います。

そこはITのプロである弊社にご相談いただければと思います。弊社では高品質なシステム開発を売りとしており、機能要件ももちろん非機能要件も正しく分析し、お客様にご満足いただけるシステム開発をご提案しております。

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